花の詩vol.37『サクラ』②(バラ科)

 日に日に気温も高くなり、春の訪れを感じる時期となりました。

 

 日本の春に欠かせない花といえば、やはりサクラではないでしょうか。

 

 今年はウメに続き、サクラの開花も例年よりかなり早くなりそうです。

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花の詩vol.36『ウメ』②(バラ科)

 記録的な暖冬で、雪の降らない日が続く新潟。

 

 早春を告げる花であるウメですが、2月2日に早くも開花の発表がありました。これは、例年より41日、昨年より27日早く、観測史上最も早い開花だそうです。

 

 県内のウメの産地である田上町では、毎年4月に「田上うめまつり」を開催しているそうですが、今年は開催を早めるか、検討がされるようです。

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花の詩vol.35『マツ』(マツ科)

 『マツ』とはマツ科マツ属の植物の総称です。

 

 日本原産のものは7種類(クロマツ、アカマツ、ゴヨウマツ、ハイマツ、チョウセンマツ、リュウキュウマツ、アマミゴヨウ)が知られています。

 

 我々が住む新潟県とマツとは、切っても切れない深い結びつきがあります。

 

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花の詩vol.34『イネ』(イネ科)

 イネはイネ科イネ属の植物です。

 

 イネの仲間には野生イネと栽培イネとがあり、我々の主食であるお米は、栽培イネの種子を収穫したものです。

 

 トウモロコシ、コムギとともに世界三大穀物と言われ、全世界のコメの生産量は年間約4億8000万トンにものぼります(日本は約780万トン)。

 

 

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花の詩vol.33『ススキ』(イネ科)

 ススキはイネ科の多年草で、秋の七草のひとつに数えられます。

 

 十五夜の月見には、ススキの穂と白玉の団子とは昔から欠かせないものになっています。それほど、日本人はススキとの縁が深いのです。

 

 カヤで屋根を葺くことも、昔から行われてきました。

 

 ススキは、『尾花(おばな)』とも呼ばれます。風になびく穂の姿を指して呼ばれたものですが、秋の風情を強く感じる名です。

 

 また、前回のナデシコと同じく、万葉集に多く詠まれた植物でもあります(全43首)。

 

 

 

 

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花の詩vol.32『カワラナデシコ』(ナデシコ科)

 カワラナデシコは、秋の七草の一つです。

 

 日当たりのよい草原、河原、崖近くの斜面などの、水はけのよい場所に自生しています。

 

 野生種の花色は薄紅紫色で、地域によって濃淡があります。

 

 花弁は細かく深く切れ込んでいます。花期は7月から旧盆の頃までです。

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花の詩vol.31『ハイビスカス』(アオイ科)

 ハイビスカスと聞くと、ハワイのような常夏の島をイメージする方が多いと思います。

 しかし、実際にはハイビスカスの開花時期は6月から10月ごろまで。秋にもきれいな花を咲かせてくれます。

 

 ハイビスカスにはハワイアン系、在来(オールド)系、コーラル系という3つの系統があります。

 

 まずハワイアン系。こちらは園芸種の数が最も多い系統です。幅広の花弁で、大きな花をつけます。ただし、暑さにも寒さにもあまり強くありません。

 

 次に在来(オールド系)です。こちらは前述のハワイアン系の源流となった系統です。

 比較的小ぶりですっきりとした花をつけるものが多くあります。日本で一番多くみられる系統です。

 

 最後にコーラル系です。コーラルとは『珊瑚』のこと。花の形が珊瑚に似たフウリンブッソウゲを基に交配された系統です。細く垂れた枝先に小さな花をつけます。

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花の詩vol.29『ラベンダー』(シソ科)

 ラベンダーはシソ科の常緑小低木です。

 

 日本では北海道・富良野のラベンダー畑が有名かと思います。

 

 富良野地方で栽培されているのは主にイングリッシュラベンダーと呼ばれる種類です。高温多湿に弱く、寒さに強いのが特徴です。

 

 

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花の詩vol.28『ブナ』(ブナ科)

 日本列島の北部冷温帯には、ブナ、ミズナラからなる落葉広葉樹林が分布しています。そこでは、多種多様な動植物が共存する生態系が形成されています。

 

 ブナの種には、ドングリやトチの実のような渋みや苦みがないのだそうです。そして、数年に一度、森の生き物たちが食べ尽くせないほどの種をまいて、子孫を繁栄させてきました。

 おびただしい数の実を落とす植物にとっては、すべてが発芽してしまっては困るので動物に食べさせます。かといって、すべて食べさせてしまっては自身の子孫が育ちません。そこで、数年に一度の大豊作の年に子孫を残します。そして、不作の年をつくって動物が増えてしまうことを防いでいるのだといいます。

 何と植物が動物の個体数をコントロールしているのだそうです。

 

 地味で目立たないブナの花が、雪国の生物多様性を支えていることに、自然の偉大さを感じずにはいられません。

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花の詩vol.27『クロモジ』(クスノキ科)

 「クロモジ」という木を、皆さんはご存知でしょうか?

 

実は、″つまようじの木″として知られている木なんです。

 

 クロモジの枝からは良い香りがするため、古来より楊枝に用いられました。和菓子をいただくときに添えられる、太くて硬い楊枝などがそれです。

 

 低地の里山でよく見かける木ですので、その点でも材料にしやすかったのかもしれませんね。

 

 

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花の詩vol.26『福寿草』(キンポウゲ科)

学名:アドニス・アムルエンシスというように、自生地はシベリア南部と中国北部(アムール川流域)、朝鮮半島及び日本である。

早春に花を開き、同時に茎葉も伸びだして、6月には地上部は枯れて地下で芽が少しずつ大きくなる。

暑さに弱いが寒さにはかなり強く、土が凍っても生育できる。

 

《きれいな花を見るために》

・乾燥が嫌い:窓越しの日が当たる無暖房の部屋が理想。暖房器具の近くは過乾燥になるので避けること。

       1日1回は霧吹きで水を与え、芽の表面がパリパリに乾いてしまったら静かに皮をむいてあげ

       るとよい。

・加湿が嫌い:根腐れの原因となるので鉢の受け皿に水を溜めないようにし、表面の土が乾いてから水やりを

       行う。

《もう一度花を見るために》

・根は30㎝以上も伸びる:地植えが理想。鉢植えであれば、春になったら7号鉢以上の腐葉土たっぷりの柔

             らかな土に植え替える。

・暑さが嫌い      :春は日当りがよく、夏は木陰になる落葉樹の下が理想的。地上部が見えなくても

             土の中で育っているので乾燥に注意。

・1年だけであきらめず :株が弱っていると翌年に花が咲かないこともあるが、生産地では3年間育てて花

             を咲かせている。

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花の詩vol.25『カエデ類』(カエデ科)

 皆様はカエデと聞くと何を思い浮かべますか?

 

 ひとつ有名なのは、カナダの国旗(サトウカエデの葉)でしょうか。カナダと言えばメープルシロップ。こちらはサトウカエデの樹液を煮詰めてつくられます。

 

 カエデ属は世界に約150種、日本にも26種が確認されている、我々にとって非常に身近な樹木です(右の写真はイロハモミジ)。

 

 カエデと言えば、やはりまず目が行くのが、この特徴的な葉の形でしょう。

 

  掌状に切れ込むもの(イロハモミジなど大多数)、複葉のもの(メグスリノキ、ミツデカエデ)、まったく切れ込まないもの(ヒトツバカエデ、チドリノキなど)と様々ですが、どれも葉が2枚ずつ枝に向き合ってつく(対生する)点は共通しています。

 

 

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花の詩vol.24『ハス』(ハス科)

 7~8月頃に花を咲かせる水生植物です。

 

 「ハス」という名の由来は、「蜂巣(はちす)」が訛ったものだそうです。花が落ちた後にあらわれる果托(かたく)がハチの巣に似ていることから、こう呼ばれるようになりました。

 

 

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花の詩vol.23『スイレン』(スイレン科)

「ハス」と混同されがちだが、ハスはハス科で別ものである。

和名のヒツジグサ(未草)は「未の刻(午後2時)」に花を咲かせるからと言われている。

実際は明るくなると咲き、暗くなると花を閉じる。

漢名の「睡蓮」はその習性を表しているのだろう。

 

 

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花の詩vol.22『ヒメイワダレ草』(クマツヅラ科)

ヒメイワダレ草は東南アジアから南米にかけての亜熱帯に自生する多年草です。

 

繁殖力は旺盛で他の雑草の生育抑制が期待できるので、グランドカバープランツとして人気となっています。

耐寒性があり肥料もほとんど必要ありませんが、極端に日陰の場所や水はけが悪く常に湿潤なところでは、生育不良となる場合があります。

 

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花の詩vol.21『ウツギ・バイカウツギ』(ユキノシタ科)

 ウツギと名のつく植物は、ウツギ・バイカウツギ・タニウツギ(スイカズラ科)など多数あります。

 

 左の写真はウツギの花です。小さく可愛らしい花をつけます。

 

 

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花の詩vol.20『モモ』(バラ科)

 昨今、モモの花はひな祭りに飾るものと思われがちですが、新暦3月3日に自然にモモの咲くところはほとんどありません。

 

 例年、モモの開花時期は3月中旬~4月中旬頃です。

 

 また、ひな人形とモモの花を一緒に飾るという風習は、どうやらごく最近言われるようになったもののようです。

 

 

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花の詩vol.19『ウメ』(バラ科)

ウメ(バラ科)

 ウメは中国原産でありながら、最も日本的な花のひとつとして親しまれています。

 

 サクラと同じバラ科ですが、サクラの華やかさに比べて、より素朴な印象を与えるところがウメの良さと言えるでしょう。苔むした古木の枝に咲く花の風情は、まさに日本的です。

 

 

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花の詩vol.18『お正月を彩る縁起物』

ヤブコウジ(ヤブコウジ科、別名:幸事、十両)

カラタチバナ(  〃  、別名:百両金)

センリョウ(センリョウ科)

マンリョウ(ヤブコウジ科)

 

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花の詩vol.17『チャ』(ツバキ科)

原産地は中国・インド・ベトナムとされ、熱帯から暖帯のアジアに広く分布している。

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花の詩vol.16『ムラサキシキブ』(クマツヅラ科)

名の由来は、「紫敷き実」が訛ったとも、平安時代の才媛・紫式部にたとえ美化したものとも言われる。

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花の詩vol.15『キンモクセイ』(モクセイ科)

中国原産。春の訪れを知らせてくれる香りがジンチョウゲなら、秋の深まりを感じさせてくれるのはキンモクセイか。

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花の詩vol.14『サルスベリ』(ミソハギ科)

中国南部原産。日本では、江戸時代の頃にはすでに花木として人気があったようだ。

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花の詩vol.13『アヤメ』(アヤメ科)

新潟県では新発田市の花に指定されている。

 

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花の詩vol.12『ハナカイドウ』(バラ科)

リンゴ属の落葉高木。中国原産で、日本には江戸時代前半には入ってきたと考えられる。

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花の詩vol.11『コスモス』(キク科)

日本各地の秋の人里を彩るコスモスの花。その姿は、代表的な秋の風物詩として親しまれている。

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花の詩vol.10『ヒマワリ』(キク科)

ヒマワリは、観賞用のほかに、果実を炒って食べたり、食用油をとるのでよく知られています。原産地はアメリカです。

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花の詩vol.9『ナツツバキ』(ツバキ科)

ナツツバキは一名をシャラノキといい、ヒメシャラはナツツバキより花が小さいことからその名が付きました。

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花の詩vol.8『ヤマブキ』(バラ科)

ヤマブキは、谷沿いの湿った斜面に群生する低木で、日本全国のほか中国にも分布しています。

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花の詩vol.7『シダレザクラ』(バラ科)

弊社名「景」の印刷物の書体は、新発田市板山の禅寺 護法山板山寺(曹洞宗)前住職 故石井月照師によるものです。平成9年、社名を変更する際に書いていただきました。

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花の詩vol.6『サザンカ』(ツバキ科)

サザンカの野生種は山口県と四国、九州から沖縄にかけての山地に分布し、10月から12月にかけて6~7弁の白い花を咲かせます。

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花の詩vol.5『リンドウ』(リンドウ科)

秋を静かに彩るリンドウ。漢字では「竜胆」と書きます。

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花の詩vol.4『アジサイ』(ユキノシタ科)

集まる藍色の花というところからこの名がつけられたように、雨に濡れて咲く真っ青なアジサイの花は、目にしみ入る美しさです。

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花の詩vol.3『ヤマボウシ』(ミズキ科)

水平に広く伸びた枝いっぱいに上向きの白い花をたくさん開きます。

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花の詩vol.2『ヒメサユリ』(ユリ科)

 ヒメサユリは、別名オトメユリとも呼ばれるわが国固有のユリです。

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花の詩vol.1『ユキグニミツバツツジ』(ツツジ科)

春早く、葉が開く前に赤紫色の花を枝先に付けます。花が終わると、枝先に菱形の葉が3枚開くことからこの名があります。

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