花の詩vol.2『ヒメサユリ』(ユリ科)

 ヒメサユリは、別名オトメユリとも呼ばれるわが国固有のユリです。

また、新潟・福島・山形・宮城県の一部4県にのみ分布する貴重種であり、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。

ユリの中では最も早咲きで、5月末から6月にかけて咲きますが、標高によって開花期にはかなりの差があります。

草丈は30~50㎝。花は筒形で横向きに開き、色は淡いピンク色で、かすかな香りがあります。ユリの中では最も可憐なユリです。

分布は、越後山脈をはさんで新潟県では290号線沿線に多く、旧下田村や入広瀬が有名です。また、福島県側では北会津の熱塩加納地域や南会津の南郷地域がよく知られています。

 

新発田市板山では、弊社従業員が中心となって自生地の復元活動を行っています。

「春の夢まつり」での散策で、ヒメサユリに出会えるかも知れません。