花の詩vol.7『シダレザクラ』(バラ科)

弊社名「景」の印刷物の書体は、新発田市板山の禅寺 護法山板山寺(曹洞宗)前住職 故石井月照師によるものです。平成9年、社名を変更する際に書いていただきました。

 

またその際に、「不側不傾不躬不仰」(道元禅師「普勧座禅儀」より)という書を、商いの基本とせよといただきました。左にそば立たず、右にかたむかず、前にくぐまらず、後ろにあおがず、従業員一同日々心がけているところです。

 

板山集落の美しい景観づくりの一環として、植栽可能な家庭に「シダレザクラ」を植えたい旨の話をすると、寺にも植えてくださいました。今、集落では所々に大きくなったシダレザクラが見えるようになってきました。

 

豪放磊(らい)落で酒好きな方でしたが、実は相手に本音で話させる「気づかいさせぬ気づかい」をされていたのでないかと、今頃になって気づかされています。