花の詩vol.13『アヤメ』(アヤメ科)

新潟県では新発田市の花に指定されている。

 

 

アヤメは「菖蒲」と書き、漢字の通りハナショウブ「花菖蒲」と見分けがつきにくい。

また、カキツバタ「杜若」ともよく似ている。

見分け方として、生育地と葉でおおまかに判断できる。

・アヤメは排水の良い乾燥地で、葉は厚く幅が広い。

・ハナショウブは水辺に近い湿性地に多く、葉の中央表に1本・裏に2本主脈がある。

・カキツバタは水辺近くか水の中に生え、葉に主脈はない。

         

 どちらもすばらしくて優劣つけがたいことを「いずれがアヤメかカキツバタ」という。また、見分け難いという意味にも用いられるようだ。

美しいものを見て綺麗だと素直に思う気持ちがあれば、「正体分からず・・・でもいいか」とボカシておいたほうが良いことも多いように思う。