花の詩vol.29『ラベンダー』(シソ科)

 ラベンダーはシソ科の常緑小低木です。

 

 日本では北海道・富良野のラベンダー畑が有名かと思います。

 

 富良野地方で栽培されているのは主にイングリッシュラベンダーと呼ばれる種類です。高温多湿に弱く、寒さに強いのが特徴です。

 

 

 この他、フレンチ系やラバンディン系といった種類がありますが、イングリッシュラベンダーは香りも良く花色も鮮やかで、ラベンダーの中のラベンダーといえます。

 

 ラベンダーの香りは癒しの香りとして知られ、アロマセラピーでは最も多く用いられている香りです。また青みの強い紫色の花にも、視覚的な鎮静作用があります。

 

 北海道では、主に採油(香水やフレーバー)のために栽培が始まったそうです。現在では採油目的での栽培は減少しているそうですが、大きな観光資源となっています。

 

 新潟で育てる場合は高温多湿がネックとなり、夏場に株が弱ってしまうケースが多いようです。これを防ぐためには花後の刈込みを行い、通気性を良くしてあげる必要があります。