中国を中心にアジア、ヨーロッパ、北米等に広く分布。
日本原産のものに、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲなどがあります。
海外の園芸品種は明治末期から輸入されていましたが、夏越しが難しいなどの理由で、一般に普及しづらかったようです。
日本での本格的な栽培は昭和に入ってからです。
近年は栽培技術の向上と、日本の気候に合った園芸品種が増えたことにより、気軽に楽しめるようになっています。
シャクナゲは地表近くの浅い場所に根を張ります。
このため、深植えにしたり、水はけが悪かったりすると、根腐れをおこしてしまいます。
水はけのよい用土で植付け、十分に水やりを行うのが理想です。
また、厚さに弱い種類が多いため、西日のあたる場所は避け、夏は寒冷紗等で日照量を調節してあげると良いでしょう。