花の詩vol.77『ポインセチア』(トウダイグサ科)

 ポインセチアはメキシコ原産の常緑低木です。

 真赤な花とグリーンの葉のコントラストが美しく、クリスマスが近づくと至るところで華やかなポインセチアの姿を見かけるようになります。

 

 ポインセチアといえば赤というイメージですが、最近では、品種改良により白やピンクなどの花色も増えてきました。

 

 耐寒性が弱く冬越しが難しいので、一年草として扱われることが多い観葉植物ですが、原産地などの暖地では2~5mまで大きくなるようです。

 

 ポインセチアと言えば、大ぶりで色鮮やかな花が印象的だと思いますが、実は私達が花だと思っているものは花ではなく苞(ほう)と言います。苞とは花を包むように変化した葉のことを指し、ポインセチアの本当の花は、中心にある小さな丸い部分です。ただし、一般的的にはこの苞を花と呼ぶことが多いようです。

 

 ポインセチアの花の見頃は11月~2月くらいまでで、花のきれいな状態を楽しめるのは1月くらいまででしょう。

 

 ポインセチアは、クリスマスシーズンを彩る花ですが、だからといってクリスマスを過ぎたらすぐに処分しなければいけないということはありません。花がきれいな間は飾り続けるといいと思います。

 

 ポインセチアは寒さに弱い常緑低木ですので、冬は日当たりの良い室内で管理すると良いでしょう。エアコンや暖房器具の風で葉を落とすこともありため、エアコンなどの風が当たらない場所を選んでください。春になって気温が15℃を超すようになったら屋外で管理します。

 

 冬の水やりは控えめにし、表土が乾いたことを確認してから、水やりしてください。花が終わったら水やりを控えて休眠させます。春になり気温が上昇し始めると新芽が出てくるので、水やりを再開してください。春から秋の生長期は表土が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。

 

 春に一回り大きな鉢に植え替えると良いでしょう。用土は市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。花後剪定を行い、コンパクトにしてから植え替えたほうが株への負担が軽減されるでしょう。植え替え後はたっぷりと水やりを行います。

 

 ポインセチアは短日植物といって、1日の日照時間が短くなってきたことを感じ取って花を咲かせる植物です。赤く色付かせるには、1日のうちに日の当たる時間を13時間以下にする必要があります。これを短日処理といいます。

 

 短日処理のやり方は、8月の下旬頃から夕方5時には段ボールなどを被せて暗くし、朝8時頃から日に当てるようにします。この短日処理を行うことによって、クリスマスまでに色付かせることができます。

 

 

 もうすぐクリスマスです。お部屋に色鮮やかなポインセチアを飾ってみてはいかがでしょうか。