花の詩vol.73『アナベル』(アジサイ科)

アナベルは、北アメリカ東部原産の園芸品種で、大きな花房を咲かせるアジサイの仲間です。

別名アメリカノリノキ、アメリカアジサイやセイヨウアジサイとも呼ばれます。

近年はアメリカアジサイやアナベルの名前で流通することが多いようです。

 

アジサイと違い花色は土壌のpHに左右されないようですが、近年はピンク色の花をつける品種も登場しています。

 

耐寒性と耐暑性にも優れ、日本全国で戸外で育てることができます。

 

アジサイは花後に花芽になる上で剪定しなければ翌年よく咲かなくなりますが、アナベルは剪定が簡単なところが魅力です。

新枝咲きのため、花後から年を越えて2月までに剪定をすれば、初夏~夏に開花します。

 

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花の詩vol.72『バラ』(バラ科)

花の女王といわれるバラ。

バラは愛を象徴する花として知られ、華やかな花姿や種類の多さから、アレンジメントやブーケなどにも多く使われています。

庭や公園等に植えてあるバラの見事な咲き姿に、心が惹かれる方も多いのではないのでしょうか。

 

バラには多種多様な種類や系統があります。

 

バラの樹形は3つタイプがあり、木立ち性のブッシュローズ、半つる性のシュラブローズ、つる性のクライミングローズがありあます。

 

 

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社内実習2024 坪庭作庭

社内実習として坪庭を作庭しております。

 

若手社員が中心となり、自分たちで設計・施工を行います。

 

造園技術の向上と自分たちの思い描いたものを表現します。

 

今回の坪庭では、龍安寺垣、霰こぼしの園路、城積み、景石等の技術を学びました。

 


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花の詩vol.71『ソメイヨシノ』(バラ科)

ソメイヨシノは、日本でサクラの中でも最も多く植栽されている樹種で、馴染みが深いサクラです。

 

 

花の美しさや華やかさは抜き出て広く認められ、明治以降に花見の用途で公園、河川敷、街路などに広く植栽されてきました。

 

 

ソメイヨシノは接ぎ木などのクローンで増殖された栽培品種であるため、環境特性が同じ同地では同時に開花し満開になります。

 

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花の詩vol.70『ユキワリソウ』(キンポウゲ科)

更新が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありません。

 

 ユキワリソウは、春の訪れを告げる早春に咲く花の代表で、草丈は10~20cm程で可憐な花を咲かせます。

 

 日本では北陸地方以北の本州日本海側に分布し、雑木林の斜面や山地の林床などに自生しています。

 

 開花期は2月下旬~5月上旬頃で雪国では他の植物に先駆けて色とりどりの花を咲かせることから、登山者に愛されています。

 

 近年では育種も盛んで八重咲などの変化花も見出され、園芸植物としても注目を集めています。

 

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